消化酵素と性機能回復の関連性

酵素は、生きていく上で欠かすことができない物質であり、体内で生じる化学反応に対して触媒として機能するたんぱく質の一種です。その中でも特に広く知られているのが、口から取り入れた食物を消化する消化酵素です。この働きにより食べ物は栄養素として吸収できるようになります。また、吸収した栄養素をエネルギーに変えるは働きを行う代謝酵素も非常に重要な物質です。これらが不足した場合には、様々な不調が生じやすい状態となります。

ただし、酵素の中にはあまり有効な役割を担っていないものもあります。肺動脈と血管に少しだけ存在するPDE5という種類に確認されている作用は、男性性器の勃起を阻害するということです。この為に、この酵素の活性を阻害することにより、性機能回復につながります。

20世紀の末に発売を開始したバイアグラは、この酵素の活性を阻害するというED治療薬です。血管が拡張することで血流量が増加するので、男性性器の勃起へとつながります。その後、これ以外のED治療薬も販売されるようになっていますが、いずれも酵素活性の阻害剤という点は共通しています。

消化酵素や代謝酵素の様に、身体にとって非常に重要な役割を担っているものを抑制した場合は、当然マイナスの作用が生じることになります。ところが、勃起を阻害している酵素は他の部分に対して影響がないので、これを阻害しても問題はありません。つまり、危険が生じる可能性は少ないということです。この為に、ED治療薬は性機能回復と引き換えにして、何かを喪失するという内容ではありません。ただし、服用することにより血圧は変化するので、極端に血圧が低い人や高い人の使用は禁止されています。